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フライパンの選び方
くっつきにくさ、軽さ、料理のおいしさ、長く使えること、お手入れのしやすさ。
人気ランキングだけでは決められない、毎日の暮らしに合う一枚の探し方。

01 / INTRO
まずは、今のフライパンの
「不満なところ」を考えてみる。
今お使いのフライパンは使い勝手がいいですか? 「そろそろ買い換えたいな」と思った理由は何でしょう。 実は、その理由から次のフライパンの候補が見えてきます。
フライパン選びは自分の「これだけは譲れないポイント」をひとつ決めるところから始めてみましょう。
くっつきにくくてストレスフリーに使いたい
→ コーティングフライパン、セラミック加工など
頻繁な買い替えにうんざりしている
→ 鉄、ステンレスなど無コーティングのフライパン
持つ・洗う・収納するまでラクに。
→ アルミ系のコーティング、軽量設計表記のもの
お肉やハンバーグを香ばしく焼きたい。
→ 鉄や厚手タイプなど
収納する場所を取らないものがいい
→ ハンドルの形状や取り外しが可能なタイプ
忙しい日でも無理なく使いたい。
→ コーティングや比較的扱いやすい窒化鉄など
PFASなどが気になる場合は、素材や表面加工の表示まで確認して選びましょう。
→鉄やステンレス、アルミなどの無コーティング製品、またはPFASフリーや、PFOAフリーの表記を参照
02 / MATERIAL & COATING
素材・表面加工から選ぶ。
鉄、ステンレス、アルミニウム、セラミック加工、フッ素樹脂加工。 素材や加工にはそれぞれ得意・不得意があります。 「どれが一番優れているか」ではなく、自分のゆずれない条件との相性で選ぶのがポイントです。
まずは、素材ごとの違いをざっくり比較。
細かな違いを見る前に、まずは全体像を。 「◎が多い素材が正解」ではなく、自分が重視したい項目に強い素材を探すための表です。
| 素材・加工 | 軽さ | くっつきにくさ | 焼き上がり | お手入れ | 長期使用 | 主なメリット | 主なデメリット |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 鉄 | △ | △ | ◎ | △ | ◎ | 高温調理・焼き目・長く使える | 重さ・錆び・使い方にコツ |
| 窒化鉄 | △ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | 鉄の焼き上がり+錆びにくさに配慮 | コーティングほどの手軽さではない |
| ステンレス | △ | △ | ◎ | ○ | ◎ | 丈夫・錆びにくい・無コーティング | 予熱や火加減にコツ・重い製品も |
| アルミ系(無コーティング) | ◎ | △ | ○ | ○ | ◎ | 軽い・熱が伝わりやすい | 加工や構造で性格が大きく変わる |
| フッ素樹脂系 | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ | くっつきにくい・洗いやすい | 表面加工は使用とともに消耗 |
| セラミック系 | ○ | ○ | ○ | ◎ | △ | 滑らかな使い心地・手入れしやすい | 製品差が大きく、火力にも注意 |
※ ◎・○・△は一般的な傾向を分かりやすく示した目安です。 板厚、構造、表面処理、コーティング、商品仕様によって実際の性能は異なります。
鉄
焼き上がり・長く使うこんな方に:料理のおいしさを重視したい / 長く使いたい / コーティングなしを選びたい
- 高温調理が得意
- 肉や野菜に香ばしい焼き目をつけやすい
- 表面加工がないタイプは、適切に使えば長く付き合いやすい
- 金属製の調理道具を使える製品が多い
- 商品によっては重い
- 錆を防ぐため、水分を残さないなどの扱いが必要
- 予熱や油の使い方に少し慣れが必要
- 料理を長時間入れたままにする用途には向かない場合がある
窒化鉄
鉄をもう少し気軽にこんな方に:鉄の焼き上がりは欲しい / 錆びにくさや扱いやすさにもこだわりたい
- 鉄ならではの高温調理や焼き上がり
- 表面処理により錆びにくさに配慮された製品が多い
- コーティングのように表面膜が剥がれるタイプではない
- 長く付き合いやすい
- 重量感は一般的な鉄フライパンと大きく変わらない商品もある
- くっつきにくさはコーティングとは性格が違う
- 予熱や油など、鉄フライパンの基本的な使い方は必要
ステンレス
丈夫・無コーティングこんな方に:コーティングなしを選びたい / 長く使いたい / 焼く・煮るを一枚で楽しみたい
- 丈夫で錆びにくい
- 酸や塩分を含む料理にも比較的使いやすい
- コーティングなしの製品は長く使いやすい
- 焼いてから煮込む料理にも向く
- 予熱や温度管理にコツがいる
- 使い方によっては食材がくっつきやすい
- 多層構造などでは重くなることがある
- 製品構造による性能差が大きい
アルミニウム(無コーティング)
軽さ・取り回しこんな方に:軽さを重視したい / 毎日の取り回しをラクにしたい
- 軽量な製品が多い
- 熱が伝わりやすく、温まりが早い
- 毎日の取り回しがしやすい
- アルミ単体ではIH非対応の製品がある
- 厚手の鉄などとは蓄熱性の性格が異なる
- 熱伝導率がいいので、火力の調整に慣れが必要
セラミック加工
加工の種類にもこだわるこんな方に:フッ素樹脂とは異なる表面加工を選びたい / 扱いやすさも重視したい
- 滑らかな表面で扱いやすい製品が多い
- お手入れが比較的簡単
- フッ素樹脂とは異なる表面加工を選ぶ選択肢になる
- デザイン性の高い製品も多い
- 製品によって加工構造や性能差が大きい
- 強火や空焚きを避けるなど、推奨火力に注意が必要
- 使用状況によってくっつきにくさが変化する
- 「セラミック」という名称だけでは性能を判断しにくい
フッ素樹脂加工
くっつきにくさ・手軽さこんな方に:とにかくくっつきにくいものがいい / 毎日の料理を気軽にしたい
- 食材がくっつきにくい
- 少ない油でも調理しやすい
- 洗いやすく、お手入れが簡単
- 卵や魚など繊細な料理に使いやすい
- 表面加工は使用とともに消耗する
- 高温・空焚きを避ける必要がある製品が多い
- 金属ツールの使用可否など、商品ごとの注意事項がある
- 長期使用という点では無コーティング製品と考え方が異なる
03 / TYPE & SHAPE
種類から選ぶ。
フライパンは、素材だけでなく「深さ」と「広さ」も重要です。 焼き料理を中心に使うならシンプルなフライパン。 炒める・煮る・揚げるまで一枚でこなしたいなら深型タイプが便利です。
04 / LIFESTYLE & SIZE
暮らしから選ぶ。
サイズは「人数」で考えると分かりやすくなります。 ただし、同じ26cmでもフライパンの深さや底面径によって、実際に焼ける量や容量は変わります。 「何人分を作るか」だけではなく、「一度にどのくらい作るか」まで考えて選びましょう。
| 一人暮らし | 20〜22cm前後目玉焼き、朝食、一人分のおかず、少量の炒め物に。コンパクトで収納や洗いやすさも魅力。 |
|---|---|
| 2〜3人暮らし | 24〜26cm前後毎日の主菜、炒め物、肉や魚、少量の作り置きに。迷った時の中心候補。 |
| 3〜4人暮らし | 28cm前後家族分の主菜やハンバーグ、肉や魚をまとめて焼きたい時に。 |
| 5人以上 | 30cm以上も候補大家族の料理、作り置き、まとめ調理に。コンロサイズや収納も確認。 |
料理量が少なければ小さめ、作り置きが多ければ大きめ・深型など、普段の使い方に合わせて調整してください。 また、同じ26cmでも側面が広がった形と底面が広い形では、実際に食材を並べられる面積が違います。
05 / WHAT DO YOU COOK?
よくする料理から選ぶ。
「素材の違いは難しい」という方は、普段よく作る料理から考えてみましょう。 料理から逆算すると、必要な素材・深さ・広さ・サイズが見つけやすくなります。

焼き料理
ステーキ・ハンバーグ・焼き魚・餃子・目玉焼き・パンケーキ
しっかり焼き目をつけたい場合は、鉄や厚手のフライパンなども候補になります。
焼く料理向けを見る →炒め料理
野菜炒め・チャーハン・焼きそば・回鍋肉・青椒肉絲
ウォックパン、炒め鍋、深型フライパンなども候補。
炒める料理向けを見る →揚げ物
唐揚げ・天ぷら・揚げ焼き・とんかつ
深型フライパンや炒め鍋なども便利です。
揚げる料理向けを見る →パスタ料理
ペペロンチーノ・ナポリタン・クリームパスタ・和風パスタ
ウォックパンや深型フライパンが使いやすい。
ウォックパンを見る →煮込み料理
煮込みハンバーグ・カレー・シチュー・煮物・アクアパッツァ
焼いてからそのまま煮込める深型タイプも便利。
煮る料理向けを見る →卵料理・お弁当
玉子焼き・目玉焼き・オムレツ・ウインナー・少量のおかず
卵焼き器や20cm前後の小さめフライパンもおすすめ。
卵料理向けを見る →06 / HEAT SOURCE
購入前に必ず確認。
お家の熱源はIH?ガス?
素材やサイズが自分にぴったりでも、ご家庭のコンロで使えなければ意味がありません。 フライパンを選ぶときは、「ガス火対応」「IH対応」などの対応熱源も必ず確認しましょう。
ガス火で使う場合
鉄、ステンレス、アルミニウム、コーティングフライパンなど、多くのフライパンがガス火に対応しています。ただし商品ごとに仕様は異なります。
- 炎が底から大きくはみ出さない火力で使う
- 取っ手に直接炎が当たらないようにする
- 軽いフライパンは五徳の上での安定性も確認
- 強火の可否は各商品の取扱説明に従う
IHで使う場合
必ず「IH対応」と表示されたフライパンを選びます。鉄だから、ステンレスだからと素材名だけで判断しないことが大切です。
- 商品ページの「IH対応」表記を確認
- 小さいサイズはIH側の対応底面径も確認
- 必要以上の高出力を避ける
- メーカー推奨の予熱方法を確認する
ガス火専用フライパン
IH対応用の底面構造を持たせないことで、軽量に仕上げられている商品もあります。自宅がガス火で軽さ重視なら、有力な選択肢です。
その他の熱源・オーブン
ラジエントヒーター、ハロゲンヒーター、シーズヒーター、オーブンなどへの対応は商品ごとに異なります。「オール熱源対応」と「オーブン対応」は同じ意味ではありません。
07 / FIND YOUR FRYING PAN
ここまで読んだら、
早速フライパンを探してみよう!
自分がフライパンに求める条件は見えてきましたか? 最後は、気になる切り口から実際の商品を見比べてみましょう。
フライパン全商品を見る商品一覧へ →素材・加工から探す
種類から探す
サイズから探す
料理から探す
ナンバーワンより、オンリーワン
自分にちょうどいい一枚を。
軽さ、素材、表面加工、形、サイズ、料理、熱源、お手入れ、価格、デザイン。 自分が大切にしたい条件をひとつずつ擦り合わせていけば、毎日使いたくなる一枚が見つかります。
たかがフライパン。されど、毎日使うフライパン。じっくり選んだ一枚が、毎日の料理の頼れる相棒になればうれしいです。
フライパンをすべて見る →
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